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漂石彷徨



蚊柱

 昨晩、夜回り先生のTV番組の再放送を見た。なんて凄い人なんだろう。かなりの衝撃を受ける。寝たのはAM2:30をまわっていた。

 7:00に起きて、朝の支度をする。「今日は、いいや」との気分が頭をよぎるが、あまりにも天気が良かったので、予定より少し遅れたが、行くことにする。靴などを取りに部屋に戻ったのが10:10頃、11:10の中野発青梅行きに乗ったのを覚えている。12:05の日原鍾乳洞行きのバスに乗り、白妙橋で降りる。当然のことであるが、このバスは、観光用の路線バスである以前に生活の足としてのものであろう。日常の目から見ると、狭隘な谷間の側壁に密集する部外者の姿は、確かに奇異で、不気味である。8年ぶりくらいで白妙に行ったが、バスの旋回用の路肩に無神経に駐車する車の数が確実に増えている。問題になるのは時間の問題だろう(既になっている?)。

 沢沿いに下流に向かって歩き、「ニラ」の石をさがす。ロケーションは素晴らしかった。車道は勿論、岩場からも影になっていて見えない。チョークは残っていたが、人はだれもいない。砂と砂利の下地はかなり良好で、マットが無くても痛くないのは助かった。
 向かって右側は、一回で登れたが、抜け口が恐ろしい。向かって左側も、抜け口が恐ろしかったので、三回位かかってしまう。「ニラ」が目的だったが、寝不足も手伝って気合が入らない。左右のマントルがあまりにも恐ろしいので、中央のマントルを反す自信を失い、トライさえしなかった。左から右にトラバースをする「レバ」をやる。これが結構面白い。以前は、長いトラバースをなんとなく敬遠していたが、最近、「忘却の河」などをやってみて、面白さを理解することができるようになった。ルートみたいで面白い。つなげることが核心になる点は、今の自分の弱点のひとつだ。漠然と、J・モファットのことなどを考えていた。
 個々のムーブはすぐできたが、またしても繋がらない。「菜の花の沖」を読みながら、回復するのを待ったが、駄目だった。結局、マントルの1手前で落ちた。実際には、3時間のうち、1時間半ぐらいは本を読んでいたようだ。まあ、今日はいいか。
 帰路、大沢の河原にBクラブを見に行って、17:30頃のバスで帰路に付く。
by tagai3 | 2006-04-09 22:59 | クライミング | Comments(0)
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岩登りについての所感

by tagai3