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漂石彷徨



咽喉(ゴルジュ)

友人に小川山に誘われましたが、風邪が完全に治っていなかったので、朝の調子を見てから、行く行かないの判断をすることにしてもらいました。
5時少し前に起きました。咽喉の奥に少し痛みがあります。行ってしまえば、行けたかも知れませんが、止めておきました。もう少し様子を見てみることにしました。

時間ができたので、本を読んで過ごしました。斜めに読んでいた「Rock&Ice」のWILD THINGの記事をちゃんと読み直しました。いい記事だと思いました。ある程度型があるのかも知れませんが、旅の情景が伝わってきます。最近、この手の読み物が、邦訳ではほとんど読めません。いい本は絶版になって久しく、中々手に入りません。ロビンスの「クリーン・クライミング・・・」や、ハーディングの「墜落の仕方・・・」は本当にいい本で、何度読んでも感銘をうけます。ネットで探して三軒茶屋の古本屋で「墜落の仕方・・・」を見つけた時は、かなり嬉しかった。
ダグ・スコットの「ビッグウォールクライミング」は、略歴が見事な物語になっていて、非常に面白いのです。これも市ヶ谷のJACの図書室で読んだっ切りで、ずっと捜しているのですが、古本屋では中々見つかりません。ギルの「スーパー・ボルダリング」も全然見つかりません。(興味尽きない写真の質に較べると文章はやや見劣りする感は否めませんが...。93年版の方がギルの伝記としては面白いと思いますが、残念ながら邦訳がありません。)山渓は何故復刻しないのだろう。版権の問題とかあるのだろうか。少し前、R&Sの読者懸賞になってましたが、「マニア垂涎、いまや万単位で取引される云々・・・」って説明書きを見て、出版社としての志の低さ、無責任さに哀しくなったのを覚えています。STONE CRUSADEは掛け値無しで面白いし、ジョン・ロングのROCK JOCKS,WALL RATS・・・と言う本はかなり面白いと言う話を米国人のクライマーから聞きました。何故、翻訳しないのだろうか。まあ、期待するだけ無駄なんだろうな。リン・ヒルの本も光文社だったし。

夕方に近くのジムに行ってみました。身体を動かして大丈夫かどうかを確認するためです。駅前の調剤薬局で買った咳止めが効いているのか、咳は出ません。が、やっぱり直ぐに疲れました。今日のところはとりあえず酷くはならなかったようですが、問題は明朝です。咽喉、なんとも無ければいいのですが。
by tagai3 | 2005-08-20 23:32 | 書評 | Comments(0)
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岩登りについての所感

by tagai3